その日暮らしな文系院生の歩き方

研究・留学・ときどき猫

悩んだ時に地味に笑えるmeme 院生向け

最近論文が進まなすぎて寝れなかったりくよくよ悩んでしまったりするのでmemeを見て発散しております

 

皆さんにも紹介しますね~


「何やってんだろ...自分。なんで院に進んだんだろ」とか思ってるあなた

 

世界中にそういう人がいます

ご安心を

 



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「ミニマリストって貧乏なやつのこと」を考える

最近ミニマリストになりたいな、と思って色々と調べてたんですけど
その動機がかなり不純なんです

 

まぁてっとり早く言えば「お金がないから」

です

 

ただの貧民でいるより「ミニマリストだから」って言ったほうがかっこいいんじゃないかっていう。で、思ったんですけど、そもそもこういう生き方が流行る日本って経済的に苦しい思いをしている人が多いんではないかと。有名なミニマリストのあの人も「冷蔵庫がない生活をしなきゃいけなくなった」ことがきっかけだと言ってますよね。

 

 

確かにモノが少ないことに利点はあると思います。私も断捨離した後、探し物をすることがなくなったり効率的に仕事ができるようになったと感じました。

 

でも、「持てるのに持たない選択」をするのと「持てないから持たない選択」をするのは違うと思います。自分では前者でいるつもりでも実は後者な人って多いんじゃないでしょうか。


その場合、自分のおかれた経済的状況がどのように成り立っているのか、その構造を無視して現状で満足しようと自分自身をなだめている、という状態なんですよね

(それともわたしだけかな、皆さんリッチなんでしょうか...汗)

 

ということを考えてミニマリストになるのはお預けにしました。

もっと多くの選択肢が持てるようになってから、もう一度考えようと思います。

 

 

 

 

 

 

「国家と個人は別」に違和感

色々ありますよね、最近、近隣国で。

韓国と日本の関係とか今に始まったことじゃないですけど、色んな意味で悲しいです。

 

最近そのニュースに付いてるコメント読んでて思ったんですけど、必ず日本側に「国家(の争い)と個人は別なのに...」とかいう意見ありますよね。まぁわたし自身も中国人の友達と話をしていて感じたりすることなんですが。

でもこれって面倒なことから都合よく逃げてるだけなのかな...と

そもそもこういうことを思う私みたいな人は、国家は一人一人が担うものだっていう意識が低いんでしょうね。他人事だと思っているというか。

 

一方の中国や韓国では、まつりごとが自分事な人が多いんでしょうね。愛国心が強いとはいうのとは別の意味で。(愛国心も強いと感じますが)


もちろん「A国人が犯罪を起こした→A国人は悪」のように、一部で起きたことを全体に当てはめるのはどうかと思いますが、今回の韓国の例をみるとそういう論理ではないと思います。「輸出規制→物買わない運動、輸出規制への反対運動」なのであって、多くの人は日本という主権国家を批判していたのだとしても、その国民を個人レベルで批判している訳ではないと思います。攻撃を受けた人もいるのかもしれませんが。

 

多くの場合、個人が攻撃されていると感じるのは、わたしたちが勝手に「自国を批判している→自分を批判している」というように置き換えているからなのではないでしょうか。

 

ここに矛盾があると思うんです。(以下、自分のことを言っているにすぎません)

 

国家は一人一人が担うものだっていう意識は少ないくせに、自国が批判されるとまるで自分を批判されたかのように判断する。つまり、日本人としてのアイデンティティーはあるけれども、政治に参加することへの責任感はないということですよね。

 

だって無関心は楽だから。

ニュースとかそもそも読まない方がストレスを感じないし、ネガティブなことから距離をとった方が楽だし。

 

でも、そういう他者を理解することへの怠惰な姿勢が今のこの状態をつくってしまったんでしょうね。経済的にも社会的にも政治的にも内を守ることに必死で外はどうでもいいというか。

 

反省。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

院生になってから内向的になったというお話し

最近人と話す気が起こらず、部屋にこもって黙々と論文を書いたり映画を観たりしております。ところで思ったのですが、院に進む人って内向的な人が多いですよね。ただの偏見かもしれませんが、、、。

 

かくいう私もその一人なのだと思います。知らない人と話すのにものすごくエネルギーを使いますし、つくり笑顔はされるのもするのも嫌い。できれば心を許せる相手以外の人と関わりたくない、という感じです。(書いててかなり根暗ですねこれ)

とは言ってももともと内向的であったわけではなく、学部の時はかなり外向的だったと思います(ような気がします。人から見たらどうかわかりませんが)。友達と遊ばない週末はほぼなく、新しい人と出会ってもバリバリ話し、営業のアルバイトとかもしてました。

それが院に進んで毎日論文と向き合うようになってから、何かがおかしくなっていったような気がします。精神的に不健康になっていったというか、自分一人でいる方が楽になってしまったというか。

 

学部時代の友達と話しても仕事をしていないため話が合わなかったり、院にいる人達は自分の世界をすでに確立している人が多くべったりとした友情を好まなかったり、ということが影響していたのだと思います。

 

最初は寂しく感じていたのですが、次第に一人でご飯を食べに行ったり美術館や海に行ったりするのが苦痛でなくなりました。むしろ人と行くと気を遣うようになってしまいました。社会不適合.....

 

そんな私ですが、4か月程前にフールドワークのために海外のとある国に行ってきました。そこでは3か月の間毎日知らない人にインタビューをしなければならず… (怪しまれないようにニコニコしながら「インタビューしてもいいですか」とかいうの、もうストレス以外の何ものでもない)しかもその国の人達が結構明るくて、歩いてるだけで話しかけてきてくれるんです…。

 

本当は楽しむべきなのですが、内向的な人間にとってはかなりの試練でした。今はもうボロボロです

 

でも人と話すのが嫌いな訳じゃないんです。後から疲れがくるだけなんです。一人タイムが少ないと。

 

3か月一人タイムが無い状態だったので、少なくとも2か月は一人になりたい...

今は「論文を終わらせたいから」とか(終わらないくせに)言い訳をつくってなるべく人と会うのを避けています。

 

はぁ、少しは外向的にならねば就職できないだろうな。
少しずつ外へ出れるようにしよう、論文書いてから

 

 

 

 

 

日本で女性が研究者になるということ『女が学者になるとき』を読んで

麻生氏の「子どもを産まない方が問題だ」発言をめぐるニュースを見ていて、ふと倉沢愛子先生の『女が学者になるとき』を思い出しました。

 

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https://www.amazon.co.jp/%E5%A5%B3%E3%81%8C%E5%AD%A6%E8%80%85%E3%81%AB%E3%81%AA%E3%82%8B%E3%81%A8%E3%81%8D-%E5%80%89%E6%B2%A2-%E6%84%9B%E5%AD%90/dp/4794208332


直接関連しないのですが、日本で女性として生きるということを考えるとつながるのかな...と

 

1998年に出版された本なので今の状況と少し合わないかもしれませんが、著書を読むと女性として研究職を目指すことがどれくらい困難な道なりなのか(であったのか)を思い知らされます。研究者を目指す女性であれば共感することが多々あると思います。

 

特に筆者がインドネシアに長期の調査に行き、帰って来た時に夫に切り出される「離婚」、夫の方が早く就職先が決まる場面や、オランダ留学の場面で描かれる「研究の孤独さ」、など、うんうんと頷けるシーンがいくつもありました。

 

今は大学や研究所で女性を積極的に雇用しなくてはならないという圧力から、男性よりも女性の方がむしろ雇用されやすくなっているのかもしれません。それでも、博士課程を修了してそのままアカポスに就職できる人って少ないですよね...。女性であれば非常勤やポスドクをしている間に出産の適齢期を過ごす訳ですが、その間は夫側に支えてもらえない限り結婚・出産はできない経済状況だと思います。

全て(就職・結婚・出産)を手に入れる余裕が持てないのが日本のアカデミアの現状なのかなと、結構不安です。会社員として働いても子どもを持てない人もいる世の中ですしね、、、

私もこれから長期の調査に行き博士課程を修了する頃には30間際になる訳ですが、公私ともにいろいろと考え直さないと

日本に戻るよりも中国の方が過ごしやすいかな、とか思ったりもしています。
研究するにしても、生活するにしても。

 

レビュー論文書くのに1年半くらいかかってます

たかがレビュー論文されどレビュー論文

読んでも読んでも新しい論文が出てくるし、なかなか終わらないんです、、、

「あ、こういう見方もあったのか」とか「これもmust read listに追加」とかやってると、あっという間に時間が...(汗)

 

そこで今更ながら効率的にpublishableなliterature reviewを書く方法をネットサーフィンしながら考えてみました↓


1.自分の問題意識に合わせてどんなタイプのレビュー論文を書くか決める(以下参照)

よく見かけるのは systematic literature review か Explanatory literature reviewなのですが、下記ブログの方が目的別にわかりやすく説明してくれています。

patthomson.net


2.複数の論文検索サイトでキーワード検索し、出てきた文献をリストアップ
  これまでに書かれたレビュー論文を読み、参考文献をリストアップ

※複数の論文の参考文献を照らし合わせて多くの論文に引用されている文献をチェックしておく

 

参考文献管理

SoSciSo: Social Science Software - Literaturdatenbanken

文献検索

Literaturrecherche - Literature Research

その他便利なソフト

LitAssist

 

3.2でリストアップした文献の要旨とタイトルを読み取捨選択。内容別(研究方法、結果、理論など違いを強調したい項目ごとに)に分ける。
※一見関係なさそうでもゴミ箱に入れないで他フォルダに入れておく

 

4.レビュークエスチョンを立て直す。
私の場合、この時点で問題意識が最初と変わっていることが多いです。

5.ひたすら読みノートをとっていく(よく引用されているもの、最新のもの、自分の問題意識と近いものから読んでいく)。

 

6.ある程度読めた時点でアウトラインを練る。

 

7.指導教官などにアウトラインを見せ、コメントをもらう。

 

8.どのジャーナルに載せたいのか、院生の書いたレビュー論文で投稿できそうなのか確認し、リストアップしておく。

※ ジャーナルの投稿受付時期や書式など確認。

 

9.読む~書く~コメント~修正~読む~書く~コメント~修正の繰り返し

※ 最後に過去の研究にどのような視点が抜けているのか、どのような発想やデータが必要なのかなど、自分なりにコメントを残す。

 

10.投稿してみる


no more reject でどうか受理されますように!

 

 

 

 

 

 

文系院生にも応募できそうな研究助成 memo...

文系院生に応募できる研究助成ってなかなかありません。
限られた中での応募になるので競争率も高いのが実情です…。

 

でも可能性は無きにしも非ず!

自分自身にそう言い聞かせながら、少しでももらえる可能性がありそうな助成金をメモしておきます。

募集時期が近い順に↓

 

1. 松下幸之助記念財団 研究助成

http://matsushita-konosuke-zaidan.or.jp/works/research/promotion_research_01.html 

毎年3月に募集開始、上限50万円

※ 発表助成はなしです。フィールドワークに行く人が応募するイメージです。

 

2.サントリー文化財団 若手研究者のためのチャレンジ研究助成

https://www.suntory.co.jp/sfnd/research/ 

申請期間10~11月

上限100万円

 ※ 発表助成なども含まれます。

 

3.公益財団法人アサヒグループ学術振興財団 学術研究助成

http://www.asahigroup-foundation.com/academic/support/guides.html

掲載開始11月頃~

上限100万円
*研究者対象のため競争率はより高いはずです。

 

補足.   日本学術振興会 特別研究員 (王道すぎますが一応)

https://www.jsps.go.jp/j-pd/pd_nittei.html

2月初旬募集要項公表

4月上旬~6月1日 申請受付

 

あとは、学会によっては若手向けに助成制度を設けているところもあるので、要確認です。

 

前もって準備すればなんとかなると(かなり頑張って)前向きに考えながら、書類を今から準備したいと思います。