文系院生にも応募できそうな研究助成 memo...
文系院生に応募できる研究助成ってなかなかありません。
限られた中での応募になるので競争率も高いのが実情です…。
でも可能性は無きにしも非ず!
自分自身にそう言い聞かせながら、少しでももらえる可能性がありそうな助成金をメモしておきます。
募集時期が近い順に↓
1. 松下幸之助記念財団 研究助成
http://matsushita-konosuke-zaidan.or.jp/works/research/promotion_research_01.html
毎年3月に募集開始、上限50万円
※ 発表助成はなしです。フィールドワークに行く人が応募するイメージです。
2.サントリー文化財団 若手研究者のためのチャレンジ研究助成
https://www.suntory.co.jp/sfnd/research/
申請期間10~11月
上限100万円
※ 発表助成なども含まれます。
3.公益財団法人アサヒグループ学術振興財団 学術研究助成
http://www.asahigroup-foundation.com/academic/support/guides.html
掲載開始11月頃~
上限100万円
*研究者対象のため競争率はより高いはずです。
補足. 日本学術振興会 特別研究員 (王道すぎますが一応)
https://www.jsps.go.jp/j-pd/pd_nittei.html
2月初旬募集要項公表
4月上旬~6月1日 申請受付
あとは、学会によっては若手向けに助成制度を設けているところもあるので、要確認です。
前もって準備すればなんとかなると(かなり頑張って)前向きに考えながら、書類を今から準備したいと思います。
文系院生ってなんでこんなに研究費が少ないのでしょう;;
たまに泣きたくなる理由です。
もちろん所属機関によると思うのですが、文系院生にとって研究費がもらえない/少ないというのはよくある話です。
私自身、日本での所属大学では書籍等購入の場合3万円/年、学会発表の場合6万円/年が限度でした...。文献を大量に入手する必要がある文系にとってはこの金額はかなりキツイです。
経済的に余裕のある人や社会人院生でない場合、アルバイトして集めた生活費を削って文献を購入する院生がほとんどでした。あとは、大学近くの古本屋をめぐり歩いたり、論文の場合大学の図書館で他大学から取り寄せてもらったり...(これもコピー代・郵送代などのお金がかかります)
最低限1か月に1~2万円は必要だと思います。
あとはフィールドワークに行く必要のある研究分野の場合、これが大変なのです(泣)
研究助成をどこかの財団からもらえればいいのですが、業績がない院生だとこれも難しく...結局またアルバイトして稼ぐことになります
そのため研究に費やす時間がなくなる=業績増えないという悪循環まっしぐらです
私も同じような状況で日本にいたときは結構頭を抱えていました。
同じ研究室だった院生たちは塾講師、TA、教務補佐、ホテル、スーパー、本屋など、ほんとに色んなところで働いていました。
中国からの留学生の中にはスーパーで夜中働き、そのまま研究室で研究、寝るのは毎日3-4時間(不規則)というつわものもいました。
ここまでしても業績がだせなければ将来への不安は募るばかりです...
院生が精神的に病んでしまう理由の一つなのじゃないかと思います...
一方、中国での留学先の話になりますが、私の所属機関では基本的に研究費は教授のプロジェクトによります。ここらへんは日本の理系大学院と似ているのかな、と思います(友人から小耳に挟んだだけで実はよく知らないのですが)。
教授が多くのプロジェクトを抱えているような「有名人」であればそれなりに支給がでます。逆にそうでないと院生が集まってこないみたいです... そのへん結構合理主義的な面があります
中国人の友人を例にとると、
Aさん
教授からアパート代・文献購入費・調査費・生活費を支給してもらっている。+政府から毎月奨学金を支給。
Bさん
無料の学生寮に住み、日々の生活費は政府からの奨学金で賄っている。+研究費は教授からもらう。
Cさん
無料の学生寮に住み、日々の生活費は政府からの奨学金+家族からの仕送りで賄っている。+研究費は教授からもらう。
という感じでしょうか。
「日本の院生は結構皆アルバイトしているんだよ~」といったところ、「それじゃ研究できないじゃん!」と驚いていました。
そういう彼らも教授からお金をもらっている分、よく雑用に使われています。私のような留学生の面倒をみたり、コピーしたり、会議の準備したり、先生の論文のための情報を集めたり。でも結局研究に関する雑用なので後々自分の役に立つと思えばあまり苦にはならないのじゃないかな、と思います
なので、あくまで私見ですが、中国の院生の方が伸び伸びと研究しているような印象を受けます。サポートが厚いというか。
これって研究実績ともすごく関連してて、今日本の国際学会誌での論文本数ってどんどん減ってますよね(下記リンク参照)、、、。悲しいことに。一方の中国はどんどん増えています(中国の研究が量産タイプのものだというお話しは置いておきます)。
院生の研究環境だけでなく、研究者の方々の研究環境が悪化していることが原因だと思います。私の日本の所属大学でも、先生方が雑務で疲れていて研究どころじゃないようでした。何時間にもおよぶ教授会だとか、解雇された先生の穴埋めだとか、一人あたりが受け持つゼミ生が多く指導が行き渡らないだとか、給与+研究費を減らされただとか。
結構あぶない状態ですよね。
どうなってしまうのでしょうか。先行きが不安です。
北京での生活~住まいの探し方~
今日は北京でどうやってアパートを借りるかについてお話ししたいと思います。
というのも、私が初めて北京に来た時に日本語ででてくる情報が古い、あるいはビジネス目当てのものしかなく、四苦八苦したためです
以下の情報がどなたかのお役に立てれば幸いです↓
まず、結論から申し上げますと
「駐在員ではない。お金にそれほど余裕がない。けど汚いところに住みたくない。」
という私のような考えをお持ちの方は
自如 (ジールー、ziroom)というアプリをインストールするか下記サイトを見てみてください。
見ていただければわかると思うのですが、出てくるお部屋は全てリフォームされており、結構きれいです。また、希望に合わせて色々なタイプのお部屋が用意されています。
北京の住宅事情を知らない方向けにご説明すると、
店舗のある不動産会社を通すとかなり汚いところやスタイルが古いところ、そのあげく家賃が高いところを案内されます。
例えば、私自身が「我爱我家」や「链家」という不動産会社を通して案内してもらったところは
大家さんと同じアパートで住む(部屋は別)
キッチンにゴキブリの死体が落ちている
トイレとシャワーの間隔が10cmくらい
築40年は経っている建物
地下
など散々なものでした。
価格設定が低いせいもあったのかと思いますが、、、
また、それらの不動産会社を通すと少なくとも3か月分は前払いで払えと言われます。それに加えて仲介料1か月+デポジット1か月です。大体5か月分の家賃を用意していないと契約できないという状況です。
ちなみに北京の家賃は東京と同じ程度だと思います。広いので場所にもよりますが、
けっこう高いです。
そこで先ほどの会社をおススメする訳なのですが、その理由が
1.他と比べてきれいにリフォームされている
2.仲介料+デポジットではなく、サービス料の支払いのみ
3.アプリ上で予約~契約~決済までできるためラクチン
4.店舗がないため一人の担当者が付きっきりで対応してくれる
5.万が一解約することになっても一ヵ月の違約金を払えばOK
6.物件によっては公共料金払わなくて良い
7.家具・家電が最初からそろっている
です
特に4に関しては、問題がある度に担当の方が丁寧に対応してくださるので助かってます。
あと驚いたのは契約する際に全く紙がでてこないんですね!
全てアプリ上で完結してしまうので署名とか一切ありません。
私が今住んでいるお部屋を決めた流れとしては、前日に予約~お部屋紹介してもらいながらその場でスマホで契約~「今日から住んでいいよ」でした
びっくりですよね。
普通、鍵の交換とか、火災保険の説明とか色々あるはずなのですが、、、
ちなみに鍵はなく、アプリ上でパスワードを決めるタイプのオートロックです。
火災保険は中国ではあまり一般的ではないようです、、、
リスクよりもスピーディさを求めるところがやはり異なるなと感じます。
あと、日本人として知っておいていただきたいのが、結構「差別」されるということです。日本人だから嫌いとかいう訳じゃなく、国籍によっては警察からのチェックが入るため、きちんと税金などを払っていない家主などは避けたがるという意味です。
先ほどご紹介した会社は全く問題なかったのですが、店舗のある不動産屋を介して物件を紹介された際そのようなことが何度かありました(2回くらい)。そのような可能性もあるということをご承知おきください~
あと実際に一人暮らししはじめるとわかると思うのですが、たまに警察が訪問してきます。最初は「なんで」とすごく驚きましたが、今は仲のいい近所のおじさんという感じのお付き合いをさせてもらっています。
それも警察の人となりによると思いますので、そこら辺も覚悟の上で物件を探した方が良いかと思います
北京での生活~アプリ編~
北京に住んで1年半が経ちました。
そろそろ中国語をマスターしてもよい頃なのですが、、実は全く話せません
英語と中国のスマホアプリを駆使して過ごしております。
今日はそんな中国滞在時に必須のアプリをご紹介したいと思います。
重要度の高さ順に↓
1.まずは微信(ウェイシン、英語名 wechat) です
これは日本で言うLINEのようなもので、中国人が日常的にコミュニケーションツールとして使っているアプリです。中国では微信なしには暮らせません、、、
というのも、今やEmailを職場や大学などであまり使わずアプリの使用が基本となっているからです。
そしてこのアプリ、LINE payと同じようにお金のやり取りができます(中国の銀行口座を持っている人だけですが)。チャット画面でのお金のやり取りはもちろん、お店での支払いやオンラインショップでの決済なども可能です。
あと面白いのは、 ”Split Bill" という機能があって割り勘がグループチャット上でできちゃいます。若い人たちの割り勘文化を反映してのことだとか(これもLINE payでできるみたいです)
2. 次は支付宝(ジーフーバオ,、英語名 Alipay)です
これも先ほどの微信と同じく支払いやお金のやり取りに使えるアプリです。ただ、このアプリの特徴は他のアプリの機能を兼ね備えているところにあります。
例えば、本来は別のアプリである ”DiDi” 機能を使えばタクシーが呼べますし、”Takeout” 機能を使えば近くのお店から出前ができます。
あとは、映画のチケットを予約できたり、公共料金の支払い、ShareBikeを使って自転車を借りたり、飛行機・新幹線・バスのチケットを予約したり∼
ここで説明しきれない程(というか把握できてないのですが、、、)機能があります。
中国で生活するには必須のアプリです!
3、淘宝(タオバオ、英語名 Taobao)と京东(ジンドン、英語名JD)
中国の二大オンラインショッピングサイトです。
おそらく淘宝は知っている方も多いんじゃないかと思います。
北京に来てから、周りの中国人が全てをオンラインで買っているのを目にし、すごーく驚きました。トイレットペーパー、靴下、洗剤などの日用品からパソコン、携帯などの電化製品、食べ物まで。全てがお店で買うより安く買えます。
さて、淘宝と京东の違いなのですが
まず言えるのは、京东の方が物流がスムーズです。商品によりますが、注文した次の日に送られてくるということもしばしば。
あとは、どうやら淘宝よりも出店する側の審査が厳しいようなので信用度が高いです。ただそのため、お値段は少し割高です。庶民は淘宝で安く、余裕のある人は京东で確実に信用できるものを~という感じでしょうか。
私の中国人の友人は衣類は淘宝、電化製品は京东というように使い分けていると言っていました。
4.あと忘れてはいけないのが、VPNです!
おすすめは Psiphon, Turbo VPN, Express VPN の3つです
最初の2つは無料のVPNです。
ご存知の通り中国ではインターネットが規制されているため、それを脱出するためのVPNが必須となります。逆に言えば、VPNがあれば何でも見れます。Google, Facebook, Instagram, Twitter, Line などなど、禁止されているものも使えちゃいます。
ただ、中国国内で重要な会議などがあるとVPNも使えないほど規制がかかるのでyahooあるいはBaidu(中国の検索エンジン)に頼ることになります
その時期はむしろ検索するのをやめた方がいいくらい散々な検索結果になります。普段どれだけGoogle様に助けられてるかを実感するひと時です
お金をかけてでもネットの速さを重視する!という方には最後のExpress vpnがおすすめです。( 私はそこまで必要性を感じていないため、無料のものを使っています)
なぜ Express vpnをおすすめするかというと、単に友人で使っている人がダントツに多いからです。その友人たちは無料のvpnを使う人たちをさておき、常にInstagram、Line等のアプリを使えてます。いちいち接続する必要がないため、普通に日本で生活しているような感じですね。
ただ注意しなくてはならないのが、たまーに規制が厳しくなるせいか、Express vpnでも使えなくなることがあるみたいです。なので友人たちは月払いにし、長期での契約を避けているみたいです(長期の方が安いのですが)
これはGoogle Mapの中国版だと思ってもらえれば良いかと!
機能はほぼ同じなので詳しい説明は省きます
6. 北京に来られる方向けのアプリです
PM2.5予報 AirVisual
あの有名なPM2.5対策です。
このアプリを使ってPM2.5の数値を見ることができます。
北京に来られる方にはマストアプリだと思います。
その時の状態だけではなく、その日と一週間の空気予報や世界中の空気汚染状況をみることができる優れものです。
ちなみに、私は数値80以上でマスク、200以上で自宅からでないようにしています。
なので北京ではかなりお部屋にこもりがちです...
中国政府がしっかり対策をしているようなので、これから青空を見れる日がくることを期待して待つしかないですね
マストアプリとしてはこんな感じでしょうか。
他にも中国内では流行ってるけど日本では知られていないものを少しずつ足していく予定です