その日暮らしな文系院生の歩き方

研究・留学・ときどき猫

レビュー論文書くのに1年半くらいかかってます

たかがレビュー論文されどレビュー論文

読んでも読んでも新しい論文が出てくるし、なかなか終わらないんです、、、

「あ、こういう見方もあったのか」とか「これもmust read listに追加」とかやってると、あっという間に時間が...(汗)

 

そこで今更ながら効率的にpublishableなliterature reviewを書く方法をネットサーフィンしながら考えてみました↓


1.自分の問題意識に合わせてどんなタイプのレビュー論文を書くか決める(以下参照)

よく見かけるのは systematic literature review か Explanatory literature reviewなのですが、下記ブログの方が目的別にわかりやすく説明してくれています。

patthomson.net


2.複数の論文検索サイトでキーワード検索し、出てきた文献をリストアップ
  これまでに書かれたレビュー論文を読み、参考文献をリストアップ

※複数の論文の参考文献を照らし合わせて多くの論文に引用されている文献をチェックしておく

 

参考文献管理

SoSciSo: Social Science Software - Literaturdatenbanken

文献検索

Literaturrecherche - Literature Research

その他便利なソフト

LitAssist

 

3.2でリストアップした文献の要旨とタイトルを読み取捨選択。内容別(研究方法、結果、理論など違いを強調したい項目ごとに)に分ける。
※一見関係なさそうでもゴミ箱に入れないで他フォルダに入れておく

 

4.レビュークエスチョンを立て直す。
私の場合、この時点で問題意識が最初と変わっていることが多いです。

5.ひたすら読みノートをとっていく(よく引用されているもの、最新のもの、自分の問題意識と近いものから読んでいく)。

 

6.ある程度読めた時点でアウトラインを練る。

 

7.指導教官などにアウトラインを見せ、コメントをもらう。

 

8.どのジャーナルに載せたいのか、院生の書いたレビュー論文で投稿できそうなのか確認し、リストアップしておく。

※ ジャーナルの投稿受付時期や書式など確認。

 

9.読む~書く~コメント~修正~読む~書く~コメント~修正の繰り返し

※ 最後に過去の研究にどのような視点が抜けているのか、どのような発想やデータが必要なのかなど、自分なりにコメントを残す。

 

10.投稿してみる


no more reject でどうか受理されますように!